最近は「農地と相続のはなし」「介護と相続のはなし」「他人の相続失敗集!」「最近の相続事情」こんなテーマの講演が多いですが,今週末は久しぶりに「保険と相続のはなし」をお話しします。

この機会にパワーポイントとテキストも一緒に手直ししようと思って始めたら,結局ほぼ全部を直すことになり,結構な時間がかかりました。専門的な内容や用語をできるだけ削除して,誰でも分かりやすい内容に。なかなか面白い内容にバージョンアップできたと思っていますが,どうでしょうか。

講演後のアンケートで,とても良かったという評価をいただくと嬉しいものです。「とても良い話を聞いたので,これから勉強しようと思います。ありがとうございました。」講演会としてはこれで十分だと思いますので,主催者の方はとても喜んでおられます。

でも,私はこの先が気になっています。話しを聞いても,自分で一歩踏み出さなければ,円満で円滑な相続へ結びつかないからです。以前に,私のお話しを何度も聞きに来ていただく方と一緒に食事をすることになり,ゆっくり話を聞いていると「いい話で感動したので何かしなくてはと思うけど,その気持ちは時間とともに薄れていって…。そんな繰り返しだから,消えないようにまた聞きに来ています。」「話しは分かっても素人の自分では,どこから手をつけて良いか分かりません。専門家を知りません。ちょっと強引でもいいから誰かに背中を押して貰いたいです。」「いろいろ経験してきましたら,この人は信用できる人かどうかは分かると思います。」概ねこんな話を聞きました。問題提起するだけではなく,その問題を解決する道までお連れすることの重要性を感じたところです。

本当は,講演は何度やっても反省ばかりなのです。あれを言い忘れた。あそこは誤解されたかも。直後はそんな反省で一杯です。それと一番大事なのが,決められた時間通りに終わることですね。これまで何度も時間オーバーをしてきましたので,思い出すと恥ずかしさで反省・反省・大反省です。いつまでたっても勉強の繰り返しですね。