もし「万歩計」ならぬ、「万話計」というものがあったら、昨日までの2日間の話数は、カウント少ないはず。(もし万話計があったら実験していただきたい人はたくさんいますが)

なぜなら、昨日までの2日間は防火・防災防災管理者の講習に行ってきました。二日間、聞いて、聞いて、消火器触って、また聞いて、テストをやって、防火・防災管理者の出来上がり。 9:15から17:15まで、入れ替わり立ち代わりの講師の方々が、真剣に取り組んでいる姿はかなり清々しかった。

また、講師のほとんどが団塊世代後半のようなので、消防関係公務員のOBなんでしょうか?実際に講習を行っているのも、天下り団体みたいです。 天下りと言うと、マイナスなイメージですが、今までのキャリアによって再雇用するわけだから、能力の活用という視点では優れていると思います。問題は、しばしば既得権と勘違いしているところなど、かな? そういえば昔、公務員OBと一緒に仕事をしたことがあって、びっくりしたことがありました。ある機械メンテナンス会社の方が、黙々と作業をやっているところに来て「お前、商人だろ、挨拶しろ!」と大きな声を出すOBおじさん。 あれ?お代官様?なんかおかしい、絶対におかしい。なんだこの世界?士農工商?若くてまだ免疫が少なかったにも関わらず、感染しなくて良かった。

さて、昨日勉強したこと。火災と地震の被害は大きな違いがあるということ。つまり火事ならすぐに消防車が来て、けが人があればすぐに救急車が来て、パトカーが来て。 でも地震の時は、消防車も、救急車も、パトカーも来ない。だから自分達で消して救出して、自分達で手当てして、自分達で食べていかなくてはいけない。備蓄食料は3日じゃなくて1週間にしてくださいとのこと。 東日本大震災の様子をみれば、よく理解できるところですが、改めて東海・東南海・南海地震の話とともに指摘されるとドキッとしました。

私の住む地域に(簡単に説明すると)青年団みたいな会があって、よく集まってイベントやAEDの講習や飲み会をしたりしています。希薄になったコミュニティを作りなおすという点で重要な活動です。顔と名前が分かり、人柄や、家族がどうで、どんな仕事をしているのかが分かっている青年団のある地域は、強いと思います。(ちなみに今年で定年)

もう一つ勉強したこと。防火防災に関する器具やマニュアルなど、男性が中心で製作に携わっているみたいで、どうも女性の視点が少ないように思われました。バールやツルハシなんて言われてもピンと来ないし、どこの職場や地域にも、元気な若い男性がゾロゾロいるわけじゃないはず。高齢者や非力な女性には無理なことが多いのではないでしょうか?