暮れに,スウェーデントーチのことを書きました。全く反響はありませんが,家に持ってきた杉の丸太に切り込みを入れて,大晦日にまた楽しみました。最初,多くの人が苦労する着火の工程についてフーフーだけではなく,もう少し追加して書きます。

フェザースティックってこんな感じ

まずは,
①アウトドア屋としての経験やプライドのある方,少々時間が掛かっても絶対に着火剤の世話にはならん。紙も使いたくないという,そういう面白い方むけ
▶まずは,よく燃える木の葉とか木端(こっぱ)をすごく大目に集めます。良いナイフとかを持っている方はフェザースティックを作ります。凝った人はファットウッドという,赤松の樹脂を使う手もありますね。
これらの着火材料を十分用意したら,スウェーデントーチ中心あたりに着火しやすい材料を置き,着火。着火材料から本体へ火が移っても安心せず,しばらくは着火材料を乗せ続け,本体だけで自力で燃えるようになるまでは面倒をみてやってください。
一度で上手くいくことは希ですので,何回かトライしてみてください。そこが面白いところです。

②何でもいいから簡単に着火したい方,アウトドアは好きだけど,こだわりはなく,何でも受け入れられる方むけ
▶①と同じように木端などの着火材料は用意しますが,着火剤の力を借ります。ジェル状・固形等いろいろあります。お試しください。一番頼りないのは,百均で売っている小鍋用の固形燃料ですね。どうも根性がない。まあせっかく着火剤を使うという決心をしたら,ケチらずにドンと使うことがコツじゃないかな。でもチューブ入りの着火剤を燃えだしてから追加すると,火が逆流してチューブが爆発する可能性があるそうです。気をつけて。着火剤があれば一発で大丈夫かというと,そんなに甘くなく何回トライすることになりますが,①よりは気楽で早いですね。

さあ,スウェーデントーチが自力で燃え始めたら,あとは見ているだけです。最初は煙が出ますが30分もすると落ち着き,調理も楽になります。伐倒後1か月,直径25センチの杉の場合,4時間も経つと中心部の空間が広くなり,自力で燃える根性が無くなってきます。でもコンロとしての機能は十分ですので,真ん中の空いたところに薪を入れてやるとよい感じになります。この時に広葉樹の薪を入れるとゆっくり燃えます。他の薪を入れるのは邪道かもしれませんが,私は燃やし切るためにこうしています。

そしてそろそろ最終章を迎えます。つまり周りの足が燃えてしまう時が来ます。スウェーデントーチの悲哀と言うか,感情に訴えるラストシーンというかクライマックスですね。自らの体を燃やして周りを暖め,食を満たし,自分の任務を終え,最後の力で足が一本ずつ燃えきって倒れます。倒れた足が燃えて他の足を燃やします。全部の足が燃えると一番下の部分を残して自然に消え,そして自然に帰ります。このラストシーンを日暮れ以降に楽しむというのが面白い。

ラストシーンはまだまだこれから

最後まで燃やさずに足を残してオブジェにしたり,椅子にしたりすることも出来ますので,そのへんはご自由に。