日本モンキーセンター

昨日，犬山市にある京都大学霊長類研究所へ初めて行ってきました。用件は１１月に開催される日本相続学会の研究大会で，霊長類研究所の松沢先生に基調講演をしていただきますので，ご挨拶と打合せを兼ねての訪問です。松沢先生はとても温和で親しみやすく，少年のような純粋な眼をした方でした。研究室での打合せが済むと，早速，先生直々の案内で，霊長類研究所と日本モンキーセンターをゆっくり見学させていただきました。

霊長類研究所内，チンパンジー運動場？

そこでびっくりしたことベスト⑤
その①
チンパンジー達に向かって，先生が「フォーー　フォーー　フォーー」って呼ぶと，みんなで「おっ，兄ちゃん来たね」って感じで，こっちを見て軽くあいさつをしてくれる。みんな同じに見えるチンパンジーすべての名前が,先生の口からスラスラ。家族ですね。

その②
チンパンジーは，何人と数えます。サルは，何頭って数えます。チンパンジーはヒト科なんですね。人間とチンパンジーの全ゲノムを比較した結果，1.2％の違いがあります。逆に言うと98.8％は人間と同じ。

その③
昨日は,モンキーセンターはお休みでした。そこへ案内していただいたので，おサルさん達ものんびりしてるし，係りの人も修理をしたり掃除をしたり，いつもと違う雰囲気だったと思います。モンキーセンターの人たちはフレンドリーな人ばかりでした。一度この人たちの忘年会に参加してみたい。

ワヲキツネザル

その④
「モンキーセンター友の会」っていうのがあって，会員になると１年間フリーパス。おまけに駐車場も無料で，いろんな情報が送られていきます。大人は３０００円で入会できます。駐車場が１０００円で入場料が６００円なので２回行ったらもうOKです。すぐに可愛い会員証を作っていただけました。是非！どうぞ。

その⑤
モンキーセンターには，象やキリンもいないし，ましてパンダもいない。サルだけの動物園と思っていたら，違う。ここは博物館＆研究施設で，教育施設というジャンルですね。かなり奥行きが深く，小中学校へもよく出張講座に行かれるそうです。進化の隣人達を研究することによって，人間とは何か，人間はどう生きるのか。そんなことを楽しく勉強出来るところです。かなりオススメ。