すみません,1カ月ほどブログを書くことができませんでした。理由は,11月15日に行われたタイトルの研究大会の準備やらで,全く余裕のない時間を過ごしていました。過労のせいか,途中39度の熱で3日間ダウンしながらも,何とか終了しました。全部で約100名の方にお集まりいただきまして,非常に内容の濃い研究大会を行うことができました。

DSCN1975基調講演は,京都大学霊長類研究所の松沢先生に「相続するちから」というテーマでお話しいただきました。相続とチンパンジーのどこに関係があるのか?ということで疑問を持たれた方も多く,説明するのが大変でしたが,聞いていただいた方から松沢先生にご講演いただいた意味が分かった!という感想をたくさんいただきました。
チンパンジーも人間も,「親が育てたようにしか,子供は育たない」というキーワードや,ゲノム配列は1.2%しか違わない。馬とシマウマの差よりも,チンパンジーと人間の差のほうが小さい。ヒト科は4属。オランウータン・ゴリラ・チンパンジー・ヒトです。先生がチンパンジーのことを「何人」と呼んでいらっしゃことや,先生のお人柄が印象に残ったという感想が多くありました。

まだ,シンポジウム,事例発表・研究発表など興味深い内容ばかりでしたが,続きはまた書きます。