たまには生活に役立つ話とか、ないの? などと、ズバッと指摘する人がいます。まあ、ありがたい人です。

それじゃあ、とっておきのを紹介してしまいます。

(まず前段の説明)私はたまに山歩きをします。夏も冬も行きますが、どちらかというと冬のほうが好きです。雪のおかげで人が少なく、雪のおかげで石とか岩とか隠れているので登りやすい、さらに汗びっしょりにならない等々。山にビールを持って行くのは、荷物が重くなるから厳しい。そうなると原酒ウィスキーがべストということになるが、さらに趣がほしいということで、非日常に日常を持ち込むというトライを始めることになる。(一昨年の夏、西穂高の独標でガリガリ音を立てて、カキ氷を作って食べた話は自慢話)

(さて本題)ワインを山へ持っていく、それもガラスのワイングラスで、チーンと乾杯して飲む。という画を描いてしまった。山登り用の趣のないカップや水筒のふたにワインを入れるのは粋ではないし、ワインが気の毒というものである。しかし、まずワインのガラス瓶が重い。山に置いてくる訳にはいかないので、当然持って帰ることになる。思案の結果、ガラス瓶問題は簡単に解決した。空のペットボトルに入れればOK。できたら「いろはす」がベスト。次に問題のガラスのワイングラス。思案に試案を重ねた結果。わずか200円(税別)の投資で問題解決した。

(さあ発見)100円ショップ(D)には、ワイングラスが売っている。とりあえず一個持って、ぶらぶらしていると、シェーカーという代物。ジュースやドレッシングなどを混ぜる、ポリエチレンでできた丸い筒状の入れ物を見つけた。もしかしたらと思ってふたを開けてワイングラスを入れてみると、ちょうどいい感じに入る。おっと、続いてふたを回してみる。ピタッ!!!!!! 容器の中でワイングラスは全く動けなくなっている。お→っ! おー↓っ! おー↑↑っ!

(活用法)ということで100円+100円=大変な価値あるモノに変身。隙間には、6Pチーズ等の小さいつまみを入れる。2-001ザックの中で大人しく出番を待つワイングラスは、なんという幸せ者なんだろう。こんな山奥まで連れてきてもらって。真っ白な雪の上で、ワイングラスで赤ワインを飲んでいる自分の姿に、行く前から酔っているのでした。

(しめ)これは、100円ショップ(D)の社長も知らない大発見かも。100+100は、200をはるかに超える価値に変身!アウトドア派には、目からウロコが落ちるどころか、心躍り、盆踊りしたくなるほどの情報である。しかし、そうでもない人にはどーでもいい話らしい。