10月4日,5日に恒例の秋祭りがありました。生憎の雨で2日目の山車の引廻しはなく,山車蔵での披露ということになりました。(おかげさまで栄養ドリンクの消費本数は少なく済みましたが。)中・下の写真は10/4の前夜祭の様子です。山車はたくさんの提灯に飾られて引廻されます。よく見ると提灯のデザインがなかなか面白く,千鳥の足が「なかまち」となっているのが分かりますか?上段の提灯も当て字で「なかまち」と書かれています。誰がこうしたのか分かりませんが,なかなか洒落たセンスですね。
毎年少しずつ進化していて,今年は二つの進化があったと思います。一つ目は,左の写真にあるように若衆の皆さんが,上から下まで衣装を揃えました。そして山車を持ち上げて回すための,しっかりした練習と打合せを行なったことです。危険が伴うことなので自主的にいろいろ考えられました。立派な若衆だったと思います。
二つ目は私の担当ですが,安全会議や安全教育に加えて,安全運行マニュアルの整備を行いました。祭りのマニュアルはインターネットでも探せず,全くのオリジナルです。みなさんの意見をいろいろ聞いて,良いマニュアルが出来たと思います。毎年メンテナンスしながら精度を高めていくことが大事になると思います。
祭りには似合わないかもしれませんが,2メートル以上の高さで行なう準備や後片付け作業は,ヘルメット着用とし,山車の上段で行なう作業には,さらに安全帯着用としました。「面倒だ」という声が出るかなと思っていましたが,それどころか「2メートル以上だからヘルメット!」と回りから声がかかるほどで,とても嬉しく思いました。皆さんの安全意識はかなり高いところにあり,安全意識が人のまとまりつくる,よいきっかけになったのかもしれません。とても良いチームだったと思います。
安全祈願の甲斐あって,無事故でよかった。と思っていたら,何と福島県で祭りの山車から転落した死亡事故が報じられました。聞くと,高さ1メートルからの落下だそうです。まだまだ安全祈願担当のやることはあるみたいです。