7/26.27に行われた、第一期の相続学校が無事終了し、第一期の卒業生を送り出すことが出来ました。 二日間、受講生のみなさんが真剣に、そして楽しそうに受講された様子が印象的でした。受講生同士の交流などを考えた方がいいのかな。
相続の知識とともに、「譲る心と感謝の気持ち」という相続の極意をお伝えするのが相続学校の趣旨です。 相続は、試験勉強のように勉強するものではなく、心で感じながら、シルクの服を重ねるように身につけていく。だから知識に深みが出てきます。
相続学校では、裏ワザとかいう話は一切出てきません。それは、裏ワザに終始する姿が、既に相続争いの種であることを知っているからです。 また、相続の知識の活かし方について、繰り返しお話をさせていただきました。相続学校で身につけた知識は、相続争いの武器にするためではなく、「円満で幸せな相続」の ために使っていただきたいということ。 もちろん、ビジネスで相続の知識を活かす方には、お客様の「円満で幸せな相続」のために使っていただきたいということです。
私は、日本相続学会では「円満かつ円滑な相続」という目標を掲げ、相続学校では「円満で幸せな相続」を掲げています。 ”相続学会”は、相続の当事者ではなく、プロとして他人の事前対策や事後の手続き等のサポートをする人たちの集まりですので、常により早く、正確で、高度なアドバイスが求められ、 研鑽を積まなければなりません。そのため「円満”かつ円滑”な相続」が重要になります。
相続学校は、当事者であることを前提として考えるため、被相続人と相続人そしてその家族の「円満で”幸せな”相続」という目標にしています。同じような言葉ですが 私のなかでは、区分しています。
第一期卒業生から、ありがたい感想をたくさんいただき、嬉しい限りです。喜んでばかりいられません。どんどん次の日程が向かって来ます。 でも、卒業生の皆さまの人数の分だけ、相続争いをしなくて済む家族が増えると思うと、楽しくなってきます。