枯葉をのせて着火,フーフーします

佐々木蔵之介さんと黒木華さんが出ていたノンアルコールビールのCMで,一瞬ですがスウェーデントーチの紹介がされていました。(YouTubeで見れます。)木こりのロウソクと言われることもあり,スウェーデントーチのことはちょっと前から気になっていました。気になっているとそんな機会が向こうからやってくるもので,早速チャレンジすることに。ホントは広葉樹の方がゆっくり燃えて良いらしいのですが,今回は杉でチャレンジすることになりました。興味のある人に向けて手順をご紹介します。

もう着火しました,周りの粉みたいなものは「おがくず」

①長さ60㎝くらい,太さ直径20~25㎝くらいの丸太に,チェーンソーで縦に3回切り込みを入れるだけ。下まで切らずに少し(10㎝弱)は残す。(丸太の長さも太ささも別に決まっている訳ではないので適当に。切り込みを入れる回数を2回(十字)にすればゆっくり燃える。)ちゃんと固定してやったほうが安全ですね。これで出来上がり。

2時間後くらい,まだまだ

②そして着火。と言ってもマッチですぐに火が着くというものではなく,燃えそうな枯葉を中心部分に突っ込んで,その上に燃えそうな枯葉を乗せて着火します。杉の枯葉がよく燃えるような気がしますが,松ぼっくりが良いとかいろいろご意見もあるようです。

③トーチに火がつくまでは,少しずつ枯葉を乗せながらフーフーします。この少しずつが大事じゃないかな。しばらくすると着火するのですが,チェーンソーがあれば,チェーンオイルとおがくずの混じった塊が,チェーンソーにくっついていますので,それを枯葉に少し混ぜておくと良いらしいです。

上から見ると

④ところで,丸太の塊がなぜ燃えるのかという疑問があると思いますが,切り込みを入れたところから横に空気が入るのです。それも十字や*字に切り込みが入っているので,結構な空気が入り,木の真ん中だけが上からじっくり燃えます。下の方までいって燃え方に元気がなくなってきたら,逆さまにして貯まった灰をちょっと出してしまいます。するとまた空気がよく入るので元気になります。今回は3時間以上は燃えていました。

⑤木を乾かしてからではなく,切ったばかりの木でも十分にいけます。特に冬場は木が水分を吸い上げていないので燃えやすいです。このあたりは乾燥の有無,針葉樹か広葉樹か,切れ込みの回数,季節によっていろいろあるんでしょうが,まだ勉強が必要です。

⑥そのスウェーデントーチで何をするか,暖をとるだけでも十分ですが,トーチの上で料理をしたりします。ケトルでお湯を沸かしてコーヒーから始まりますが,フライパンでソーセージを焼くだけでもワイルド感あっていいですよね。今度はこの上にジンギスカン鍋か,すき焼き鍋を乗せてみようと思ったりしています。