昨日,初めて帰宅難民の体験をしました。
夕方名古屋駅で用事があり,名鉄電車に乗りました。乗った直後から雷と豪雨が始まり,これは大変と思いながらも折りたたみ傘を持ってきた自分を褒めていたところ,急に途中の駅で止まってしまいました。近くの駅の雨量計にて規定の雨量を超えたので,停車しますとのこと。すぐ動くようになるだろうなんて思っていたら,結局3時間半も電車の中で過ごすことになったのです。

最初は,みなさんすぐに動くだろうなんて思って,多くの人が携帯電話でちょっと遅れるからと誰かに連絡していました。そのうち2時間もすると,最前部の運転席のスペースと最後部の車掌さんのスぺースに仮設トイレを作りましたとのアナウンス。なるほど,そういう準備もしているのかと感心。でも,もう雨は止んでいるのにトイレの準備??これは長期戦になることのメッセージかなと思っていたら,また「規定の雨量を超えたので・・・」という同じアナウンス。ちなみに駅に止まったのですが,3本ある線路の真ん中でしたので,ホームに出ることは出来ません。

●情報収集
私はスマホとタブレットを持っていたので,バッテリー消耗を気にしながら両方を使い分けて情報収集を開始。①雨雲レーダーの動き ②近隣河川の水位 ③近隣河川のライブカメラ映像 ④名鉄電車公式HPの発表 ⑤ツイッター情報 そうすると落雷の影響や河川水位高の警戒など,いつまでも停車している理由が概ね察しがつきました。
但し,この5つの情報で情報量が少なかったのが名鉄電車公式HPの発表。当事者がもっと情報を提供すると良いですね。次に,最新かつ現場からの情報で興味深いのですが,言葉使いが乱暴なのがツイッターですね。「悪夢・名鉄死んだ・ポンコツ・爆発」こんな言葉を連呼してはもったいないですね。いずれにしても情報収集にはバッテリーが必要です。アプリを整理するとか,バッテリー対策は必要です。

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よーく見ると,一名降りています

●乗客の様子
3/4くらいは座っていましたので,席を詰めてなるべく皆さんが座れるように,何となく自然にそうなりました。大声を出す人もなくモラルある日本人という印象を受けました。但し,一部の人を除きます。一部の人とは,高校生それも野球部のメンバーです。詳しくは書きませんが槙原選手や赤星選手を輩出した野球名門校だったと思います。いろいろ勉強が必要ですね。

●脱出
3時間が経過した頃,降車希望の方は運転席までどうぞというアナウンス。このまま待って名古屋駅に着いても,また帰るのが大変なので,ここで降りて歩くことに決定。といっても運転士席の小さな扉から一名ずつ,下の線路まで下りるという珍しい体験をすることに。暗いし,荷物を持って降りることは出来ません。そのため特に安全に誘導しているので,すごくゆっくり。この順番待ちで30分。今まで降りたことのない駅なので,改札を出た後は,グーグルマップにナビゲートしてもらいながら自宅方向へ歩く。これもスマホのおかげです。暗くても迷わずに帰れたのは有り難かったです。
コンビニに寄ると,既におにぎり・パンの類は売り切れ。別に何でもいいので,お菓子と缶ビールを買ってブラブラ歩きはじめましたが,そういえば来週山登りがあり,これを練習にしようということで,また缶ビールを買って元気よく歩きました。

●教訓
こういうことは一度は経験しておくと良いです。特にスマホから得る情報は貴重ですし,便利なアプリもチェックしておきたいですね。夜間の懐中電灯やいろんなバッテリーのことも要チェックです。私,お薦めの懐中電灯はこれです。(連続15時間OK,かなり小さくて明るい)