2/23「やさしい運転キャッシュバック型」という自動車保険がソニー損保からリリースされた。ドライブカウンタというのがソニー損保から送られてきて車に取り付ける。(といっても両面テープでちょっとくっつけるだけ)急発進や急加速を感知するカウンタで,1年間の運転のスムーズさが計測される。よい結果になると最大20%の保険料がキャッシュバックされるという仕組みだ。面白い。(ソニー損保に何か頼まれているわけではありません)cb004_img_01

このドライブカウンタを1か月だけモニターすることが出来るという新聞広告が出ていた。自分の運転は何点くらいになるのか,興味があったのでスマホからすぐに申し込んでみた。予め1か月トライしてみてから加入することを勧めているので,良い点が出たら次回の更新はソニー損保にするかもしれない。面白いと思ったのは,保険が進化することによって安全運転を促すことになり,その結果として全体の交通事故が減る。そして事故でけがをしたり亡くなったりする人が減るという現象です。

この保険の主役は,基本的にはお金を払っている契約者だと思います。保険はその主役のやらかしてしまったことを追っかけるようにして補償していくという関係ですね。でも,例えば自動車保険の場合「事故をすると来年から掛け金が高くなるから気をつけて運転しよう。」という心理的なブレーキがかかります。本当は後ろにいたはずの保険が契約者の前に出てきて行動を左右するという現象です。ブレーキ機能の強いこういう保険がどんどん出てくると,もっと交通事故は減るかもしれないですね。でも,心理的ブレーキの動機がお金にあるところが気になりますが。でも,始めはここからかもしれない。

以前に飲酒運転の罰金や免許取り消しなどの処分が大幅に厳しく改訂されたことによって,飲酒運転はかなり減ったと思いますし,飲酒運転をする人のモラルを疑うようになりました。はじめは罰金やら処分という重しが動機だったと思いますが,次第にその動機はモラルとか純粋に交通安全というところに成長していくことになりました。これを崩すことなく成長させながら維持することが大事ですよね。国民の意識や価値観を良い方向に変えていったモデルとして,この流れはとても興味深いですね。