相続を考えるきっかけを多くの人に提供することは、多くの人の幸福に繋がる
「ライフテーブル」って、レストランのこと?と聞かれたりします。
ライフテーブルは直訳すると「生命表」という意味です。「生命表」って、日常生活にはあまり関係ないように思いますが、毎年発表される男女の平均寿命は、厚生労働省が発表する生命表の中にあります。
生命表は、たくさんの数字が並んだデータです。でも、この数字が表現しているものは、人間は必ず死を迎えるという真理です。年代によってばらつきがあること。男女差、国や地方の差まで突き詰めていくことが出来ます。また、数字の裏には時代背景やその国の政策が反映されていたり、健康保険制度や教育が大きく影響しています。そんなことを想像しながら、眺めると面白い生きた数字たちです。
相続は、被相続人が準備することであり、自分の怠慢によって子供達を困らせ、不仲にしてはいけない。こんな発言をされた先生がありました。まさにその通りだと思います。
また、相続を真剣に考えるということは、死を考えることであり、相続開始までの時間がどのくらいあるのかを考え、残された時間をどう生きるのか、どう生きるべきか、ということを考えようということです。相続人達にどんな相続を迎えさせるかは、自分次第です。
相続を考えるきっかけを多くの人に提供することは、多くの人の幸福に繋がることであると信じ、「相続学校なごや」を開校しました。どうぞよろしくお願いいたします。
相続学校なごや
校長 伊藤久夫