心配事①②だった一般社団法人日本相続学会第一回研究大会が11月15日・16日に無事終わった。
心配していた参加者数も170人も集まっていただいた。多くの人の協力でここまで来れたというのが実感です。10月24日には参加者27人という状態でした。時間の限り、やれることは全部やって天命を待ちたかったので、いろんな方法で多くの皆さんに協力をお願いしたところ、次々に参加のFAXが届きました。本当に嬉しかったです。
基調講演の姜尚中先生は、かなり時間をかけて相続の勉強をして臨まれたと感じました。いつもながら本当に素晴らしい講演をいただきました。多くの方が相続と姜先生との取合せに最初は???という感じだったと思いますが、実はどうしても、姜先生でなければならなかったのです。 続くシンポジュウムは、5人のシンポジストの個性がすごく良いハーモニーとなりました。これも「相続する力」?というテーマが、終わりにはしっくり来るという計画がうまくいったように思います。その後の情報交流会は、時間を惜しむように最後までたくさんの人が残り、相続クイズ大会など楽しい時間とともに過ごしました。
2日目は、事例発表と研究発表。一日目の情緒的な話から一転して現場での「円満かつ円滑な相続」のノウハウやドウハウが惜しげもなく披露され、他の業界の実務家から多くのコメントが寄せられました。なかなか他の業種の実務家の意見を聞く機会はなく、貴重な時間になったと思います。研究発表は、かなり集中して聞いてないと、ついて行けなくなるスピードとたくさんの情報量でした。会場の皆さんの「一言も聞き漏らさないぞ」という空気が充満し、快感でした。
これだけの事をやったのに、スタッフ15名の方との打ち合わせは、なんと当日の受付開始2時間半前です。それでも出来てしまうという、すごい皆さんたちと一緒に開催できたことを本当に嬉しく思います。