実は数年前に耐熱レンガでピザ窯を作る計画を立て、設計図やピザ窯の屋根材料を用意しました。しかし基礎を打ったところで,日本相続学会や相続学校なごやが始まり、ずーっとお預けになっていました。
私の熱が冷めないように,何か簡単なピザ窯でもいいからピザを焼く方法を探していたら、メキシコ製の陶器の窯が販売されていました。直径55㎝高さ40㎝ほどのドーム型の窯です。小さくて薄い作りなので蓄熱が効かないことは織り込み済ですが,モチベーション維持の為に導入を決定。探すと近くのホームセンターにも置いてありましたが、ネット通販の方がかなり安いのでそちらで注文。1週間ほどでいろんな小物を作ることになり,楽しませていただきました。
まずは●窯を置く小さいテーブルを三つに分解できるように設計して、ちゃちゃっと一晩で完成。キシラデコール(塗料)を塗って、まあいい感じ。ピザ窯の重さと熱を考慮して2×4を5本と30×40を1本で作りましたが少々重い。玄人の作品は軽くて丈夫。素人の作品は重い。いつも完成してから反省するのです。ついでに簡単そうなツールを作ってしまおうということで、カッティングボード・ピザピール、ピザピール(小)、灰かき棒を次々と作成。ちなみに温度計とピザストーンは購入しました。
●カッティングボードは、18ミリの集成材をジグソーでそんな形に切って、サンダーで磨いて水性ウレタンニスを二度塗り。このニスは食品衛生法クリアなのでありがたい。電動トリマーがあればもっと面白いけど、持っていないので仕方ないです。 ●ピザピールは厚さ8ミリのアルミ板を万能ハサミでカットして丸棒に巻きつけてしっかりビス止め。切り口で手を切らないようにヤスリとサンダーで綺麗に仕上げ。 ●ピザピール(小)は100均のフライ返しを分解してステンレスの柄を捨て,丸棒に挟んでビス止め。フライ返しのままでは柄が短いので長くしただけですが,一番活躍しているツールです。
●灰かき棒は2×4用のシンプソン金具を2個組み合わせて目的外使用。残りの丸棒とネジ棒を組み合わせて、いらないところをグラインダーでカットして完成。興味のない人には,何だか分からない話しだと思いますが、DIY好きには概ね分かるはず。(たぶん)
道具が揃ったので火入れというか、試し焼きをしてみたら、1時間もせずに窯内をおよそ350度にすることが出来ましたが、予想通りに蓄熱は期待出来ないので中空をやめてテーブルの上にレンガを敷いてその上に窯を乗せることに。
●この温度計は放射温度計と言って(仕組みはよく分からないですが)レーザービームを当てたところの温度が一瞬で分かる優れもの。(ピザを焼くためには温度管理が大事です) ●ピザストーンはセラミック製の板のことです。一室式の窯は底面でピザを直接焼くため,灰まみれのピザにならないよう,またピザストーンの蓄熱でピザから出る水分や油を吸収することを期待しているのです。
ピザ生地のことから始まる薀蓄はまたの機会に書きます。