昨日は、「相続・事業承継フェア」に行ってきた。東京駅近くの会場は、名古屋人にとっては有難い。 知り合いの先生も講演されるので、楽しみにして出かけた。30分だったけど先生の講演は聞きごたえがあり、きりっとして濃厚だった。

世の中が、相続に注目している様子がよく分かる。昨日と今日で約2500人の参加らしい。(入場無料・予約制)参加者は関係者っぽい人が約半数と見たが、それでも一般市民が1000人以上集まっている。

大小の2つの会場で、30分~40分程度の講演・プレゼン・パネルなどが同時進行で行なわれていた。 同時進行なので全部は聞けない。それでも何とか9つのうち4つに参加。あらかじめ抽選で当たったのは2つだけだったので、あとは会場前でキャンセル待ち隊列に並んだ。 また、協賛する会社のブースが15~20か所くらい併設され、。本や資料がにぎやかに配布されていた。

さて、その内容だが冒頭に紹介した先生の話は、ひいき目ではなく流石だった。あとはちょっと期待しすぎたかな。プレゼンは自社のメリットを主張することが多く。封筒はおまけのボールペンとパンフだらけ。 パネルディスカッションでは、ある税理士が説明した内容は、明らかに25年税制改正の内容を反映しておらず、何人もの聴衆が気づいた様子???? しかしコーディネーターも他のパネラーも、ニコニコしたまま触れず。迷惑なのは知らずに話を信じた聴衆ということになる。全体に「円満な分割」とか「円滑な相続」という単語はほとんど聞かれず、「節税」の代わりに「資産防衛」という言葉が多用されたような気がする。

誰がお金を払っているか?ということではないでしょうか。協賛する会社がたくさんの協賛金を払っているので、そこに傾斜するようになっている。 無料で参加するということはそういうことで、それも分かったうえで参加するという、ブレない信念と余裕が必要ですね。