昨日の夜、情報バラエティ「土曜コロシアム」という、テレビ愛知の1時間番組がありました。今回は「人生の”終末トラブル”相談所」というテーマ。グルメとか旅行とかではなく、地方の局でもこういうテーマを取り上げ、かなり手間をかけて番組を作っているんだ、というのが第一印象。
出演していたのは、石原良純さんがメインで、ゲストが中村玉緒さん、ほかに私が知っている人では水道橋博士や大平サブローさんらが出演。遺言の話、お墓の話、エンディングノートの話が続きました。(話は逸れますが、勝新太郎さんと石原裕次郎さんはかなりの友人関係だったはずですよね。今回の配役のバックにはその二人が鎮座しているような、そんな空気を感じたのは私だけではないはず。しかしこれは図られた配役なのか、偶然なのかは分からない。)
なかでも中村玉緒さんの話は興味深かったです。勝さんは外にも子どもはいただろうが、借金があったので出てこなかった。余命3年と言われ、そのつもりでいたが10か月で亡くなってしまったのが一番残念。あまり話をしなかったので、あの世でたくさん話をしようと約束している。76歳になると今日一日がありがたい、東京オリンピックって言われても実はピンとこない。エンディングノートに何を書くかというコーナーでもいろいろ話されましたが、実にさらっとしていて執着がないのがよく分かりました。こういう人だから周りの人が人が応援してくれるんですね。
内容も面白かったですが、なぜか中村玉緒さんの言葉に不思議な力を感じた番組でした。
(それから「相続学校なごや」も、ほんの一部だけですが監修させていただきました。)