そんなタイトルの本がありました。以前のソニーの副社長の話だったと思います。 いろんな仕事があると思いますが、概して仕事が出来る、出来ないは、整理することが出来るかどうか、かな? 長期間にわたって安定した良い仕事をするなあ。という人はそういう人で、そこに瞬間的な集中力を加えられるとすごい結界を作り出しますね。 若い時に運よく、こういう上司の下で仕事をする機会を得た人は、ラッキーだと思います。
私の知り合いに、すごい人がいます。かなり前ですがその方の執務室に行った時、びっくりしました。 机の上には、1台のノートPCがあるだけです。他には本当に何もありません。壁にはカレンダーひとつだけです。 棚には整然と資料が整理され、目の前にはメモ紙ほどの小さな紙が一枚つ貼ってあるだけでした。 よく見ると、その紙には貸借対照表と損益計算書のフォームが、小さくコピーして貼ってありました。
その方の頭の中がきれいに整理され、ファイリングされている様子がよく分かりました。 なんか、この時に目から鱗がたくさん飛び出しましたことを覚えています。 それ以来、意識しているものの、あんなふうにはいきません。
怒られるかもしれませんが、逆説的に言うと良く分かるかもしれませんね。 ヒマな人は仕事が遅い。ヒマな人は遊ぶことが出来ない。ヒマな人は予定が分かっていない。ヒマな人は遅刻する。 自分で書きながら、だんだん自分の首を強く締めているような気がしてきました。
でもでも、いろんな人がいて、強かったり、弱かったり、泣いたり、笑ったり、威張ったり、怒ったり、優しくしたり、 羨んだり、間違いがあったり、やり直したり、その他いろいろ。 いろんな個性があって、人情味があって、渡世の義理みたいなのがあったりで社会だし、面白いんですよね。
この「ごちゃまぜ感」を分かって楽しむことができるのと、ごちゃまぜの中だけで右往左往するのとは違うような気がします。 もしかしたら、今日は大変なことを書いてしまったかも知れない。
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