年内に行こうと思っていた杉原千畝記念館を訪問しました。岐阜県八百津町は以前によく通ったのですが、久しぶりに行ってみると、ほとんど変化はなく静かな山村という感じでした。

人道の丘

人道の丘

杉原千畝記念館

大き過ぎない記念館は、近年改装され、現代的な展示になっていました。内部は撮影できなかったので写真はありませんが、杉原のビザによって助けられた人や、その家族がこの記念館を多く訪問されていますので、そんな記録や手紙、写真、パスポートなどの実物がたくさんありました。多くの資料から、杉原への感謝の気持ちが滲み出ているようでした。

外に出ると、ハルピン学院の「自治三訣」のプレートが大きな石にはめ込まれ、午後の陽を受けていました。よく見るとそこに後藤新平の署名があり、杉原の価値観を形成したのはハルピン学院という私の推測が、概ね当たっているような気がして、ちょっと嬉しくなりました。

自治三訣

自治三訣

その後、八百津町の栗きんとんを求めに向かうと「元祖 栗金飩(きんとん)」の看板。なるほどなるほど、漢字の勉強になりました。かなり美味しい栗きんとんに会えました。中津川より美味しいと思います。すぐ近くにきれいな酒蔵があり、ちょっと気になったので覗いてみると、「玉柏」というお酒。このあたりでは飛騨誉というお米が使われているようです。「しぼりたて原酒ささ濁り」というのが見やすいところにありました。原酒なのに醸造用アルコール入り?と思いましたが、まあ何らかの調整のためだろうと信じて一本購入。ちょっと調べるとなかなかバランスの良い酒蔵でした。