もともとテニス選手が、雨でテニスが出来ず退屈だったので、室内のテーブルの上でテニスの真似事をしたのが、卓球の始まりといわれているそうです。(英国19世紀)
私の印象は、温泉卓球とか地味なスポーツの代表みたいな感じで、福原愛選手と石川佳純選手以外は、さっぱり分かりませんでした。
先週から始まった世界卓球選手権を見ていると、いつの間にか手に汗を握らされています。すごい動態視力や瞬発力などが求められる競技なんですね。また選手の表情がよく分かるのも、卓球の面白いところかもしれません。勝っている時、負けている時、悔しい時、諦めそうな時などいろんな表情があります。メンタルが勝敗を左右するのがよく分かります。
特にタイムアウトの時が興味深いです。監督のアドバイスよりも、他の選手が一生懸命アドバイスをしていますし、話しを聞いて頷いて良い表情で卓球台に向かいます。バレーやサッカーは監督が王様みたいに見えるし、選手としては監督の言うことを聞いていれば勝てるし、もし勝てなくても監督の責任だという、選手の逃げ道が用意されているのかもしれません。
その点、選手が相互にアドバイスしながら進めていく姿は、選手は駒ではなく主役に見えます。監督の役割は、また違うところにあるのでしょう。まだ決勝があると思いますが、頑張っていただきたいものです。